5/15 僕は知ってる

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     僕が子供の時『戦争を知らない子供達』という歌が流行り、大好きで歌っていました。

    僕は『戦争』を知らない

    でも、「イラクが大量破壊兵器を持っている」という理由でアメリカが『イラク戦争』を始めた時、『Show the flag』というかけ声の元、多くの日本人、政治家が、日本も武器をもって『イラクの人達を殺す戦争』に行くことを望んだことは知っている

    そして、日本中の浮足立った空気の中、多くの日本人、政治家が、『憲法9条』を武器に、それに反対し、何とかそれを防いだことも知っている。

    そして、戦争が終わった後『大量破壊兵器がなかった』ことも知っている。

    日本が、本格的な『戦争』に巻き込まれることを防いだ『武器』である憲法が、姑息で、卑劣な手段、方法で、使い物にならなくされようとしている。

    これからは、威勢のいい浮足立った空気が生まれた時には、日本人が人を殺しに行くこと止めるのが、途方もなく難しくなるであろうことを僕は知っている。

    僕は『戦争』を知らなくても、これぐらいのことは、知っている。

    だから、『憲法』が、姑息で、卑劣な手段、方法で、使い物にならなくされようとしているこの状況に、限りなく怒りと痛みを感じる

    泣きたい。

    はだしのゲン:子供たちに麦の穂届け 作者の思い全国へ

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       はだしのゲン:子供たちに麦の穂届け 作者の思い全国へ
      http://mainichi.jp/select/news/20131219k0000m040140000c.html

      8/24 松江市教育委員会 閲覧制限に至った経緯

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         松江市教育委員会 閲覧制限に至った経緯が、北海道新聞で記事となっていました。
        img173.jpg

        そして、記事にもある閲覧制限の陳情をした男性の記事は、朝日新聞デジタルで紹介されていました。

        「ゲン、買って読めばいい」閲覧制限陳情の男性

        http://www.asahi.com/national/update/0822/OSK201308220160.html?ref=reca

        転載記事
         松江市議会に「はだしのゲン」の撤去を求める陳情をした自営業の男性(35)は21日、朝日新聞の取材に応じた。「市教委は、ぼくが(不採択となった陳情で)訴えた歴史認識の誤りではなく、描写を問題にしており、不満はある」「こんな漫画を義務教育の学校図書館に置くべきでなく、読みたければ自分で買って読めばいい」と持論を述べた。 男性は、昨年10月まで松江市に住み、いまは高知市在住。昨年11月には高知市議会と高知県議会にも「ゲン」撤去を求める陳情をしたという。松江市教委を数回訪れ、「ゲン」撤去を要求して職員と押し問答する様子を撮影した映像を動画投稿サイトにも投稿。自身の活動について「国益を損なう行為が許せない。日本人としてふつうのことをしているだけ」と述べた。

        最初に閲覧制限訴えた男性は、「中国の人の首を切ったりするシーンが国益を損なう」といった事を問題とし、教育長はそこではなく、「残酷なシーンへの子どもに対する配慮」といった点で閲覧制限を指示したことがわかります。

        「日本人はそんな残虐なことはしない」と信じ込んでしまっている人の考えをきっかけに、『はだしのゲン』の閲覧制限を学校に指示するということが、どんな大きな意味を持つのかということをきちんと考えることのできないけれどそういう立場に居た人が、その権力を行使してしまった結果だということがわかります。

        「配慮が足りなかった」で済むような話ではありません。そして、何より怖いのは、学校が、あるいは校長が、あるいは図書館司書が、あるいは教員が、この指示に何も疑いを挟むことなく、従った可能性があるということです。


        私は、人間は、「自分のため」「家族のため」「国のため」だったら、人も殺せるし、どんな残虐なこともできる動物だと信じて疑いません。それは、あらゆる戦争の歴史の中で証明されていることです。「日本人は、そんなことをしない」「日本人だけが悪い事をするわけではない」という話は、全く信用しません。

        『はだしのゲン』の素晴らしいところは、日本人は被害者でもあり、加害者でもあったということをきちんと描いているところだと思っています。

        自分も同じような状況になったら、同じように残虐な事をする動物なのだと知るところからしか、反省は生れないし、だから事、制度や、ルールをきちんと作り、そういう状況を作らない努力をしてゆくしかないのだと思っています。




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