3/7 〆週のらいるのメニュー ∨佑聾業君!! 第二章 僕のうんち

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      〆週のらいるのメニュー

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    〇生姜ごはん or フォカッチャ
    〇長いもと厚揚げの出し煮
    〇キャベツと菜花のアンチョビいため

    大豆と野菜の五目マリネ
    豆腐とごぼうのスープ
    コーヒー・紅茶

    今週の野菜は 帯広産長いも 三重県産菜花 他は全て旭川産です

    デザート

    〇モカチョコロール 
     〇桜のわらびもちあずき添え
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    ∨佑聾業君!! 第二章 僕のうんち
     2011年3月11日の福島の原発事故の後、お腹が痛くなった原発君というアニメをインターネットで観て、腹立たしい想いでいっぱいになりました。そして、もし、自分が、今の原発のことを物語りにするとどうなるのかやってみようと思い、『ボクは原発君!』を書きました。
     まもなく、福島の原発事故から2年になります。5章にわたる話ですが、
    昨日の1章につづき、第二章を紹介します。

    第2章 ボクのウンチ

     渡り鳥のピー君は、相変わらず遊びに来てくれていた。いろんなところでいろんな話を聞いてたらしく、僕のおなかの中のもののことも知ってたみたいだけど、だまっててくれた。そのことを聞くと、僕が暗くなるのを知ってたからね。ピー君は僕を励ますつもりで「もう、日本では、原発君の仲間が50人以上いるんだよ」って教えてくれた。僕は嬉しいというより、実は、すごいびっくりしたんだ。

    僕はもう40歳を過ぎていた。生まれた時に、「これから40年働いてもらうからね」って言われてたけど、40年経ってみると「後、20年くらいは働けるよね。40年で廃炉にするなんてもったいないからね。頑張ってくれよ」って、おじさんに言われたんだ。「まだ働けるんだ」って嬉しかった。

    廃炉って言葉も恐ろしかったし・・・・。けど、僕は実は心配になってきていたんだ。だって、一生懸命頑張ってきていたけど、結構無理もしてたんだ。 僕は、一度動き出すと、停めるのも、動かすのも簡単ではない。だから、一度動かすと次のお休みまで、24時間、1年間くらいずっと働き続けなければならないんだ。その間にもいろんなことがあった。ピンが壊れてお腹の力が大きくなったり、燃料を冷やすものが変になったり、調整する棒が抜けてしまったり、いろんなところでビービー鳴った。仕事をしているおじさん達が大騒ぎしていた。そして、そういうことがあったことはみんなに内緒にしたかったみたい。

    それがばれて、ボクが働けない時期もあった。でもね、お腹の中のものは絶対出さなかったと思う。きっと・・・ね。だって、ボクはいつも必死に頑張っていたんだよ。

     ピー君は、この町の人達のことも教えてくれた。「原発君がいなければこの町の人達が困るんだよ」と言ってくれた。でも、それは、「僕がいなければ、生活ができなくなっちゃった」と聞こえた。だって、この町の人達がなんとなく変わってきてることは感じてたんだ。立派な建物はできたけど、そのために、もっと、もっとお金が必要になったり、僕を利用してお金をもうけるようとしている人もいたし、電気を作るのと関係ない「お金」にふりまわされてる気がしたんだ。「もうお金もらっちゃってるから」という言葉や、「原発があるから、大きくなってら、帰って来たくない」って言う子どもがいるって話を聞いた時には、僕ってそんなに嫌われてるんだろうかって、悲しかったし、不安にもなってきた。

    本当に不安になって、しつこく聞くと、ピー君はボクの作り出す「怖いもの」のことも教えてくれるようになった。それは、前にもヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリといったところでばらまかれ、それが原因で、死んだり、病気で苦しんだりした人がいっぱいいたこと。それは、においも色もないので、どこにどれくらいあるかわからないし、なんの罪のない人達が、知らない間にその被害に苦しむこと。

     そして、僕が一番驚いたのは、僕のウンチの話。僕が生まれた時、僕のことを「トイレのないマンション」と呼んでいた人がいたんだ。燃えた後の燃料のことをウンチに例えて、そのウンチの行き先がまだちゃんと決まっていないということなんだ。 ウンチはお腹からでた後も、すごい熱いし、爆発する可能性があるから、僕のすぐ横の水のプールで冷やしていたんだ。人間のウンチは、土に埋めて、栄養になって、そこから野菜がとれたりするけど、僕のウンチは、何一つ役に立たない。というより、何十年、何万年も、誰も近寄っちゃいけないほど危険らしいんだ。自分のウンチが、何千年も、何万年も先の人達の迷惑になるなんて、そんなの絶対いやだ。
      ウンチがたまってゆくから、うんちから燃料を作って、それを又燃やす『夢のエネルギー』を考えた人がいるんだけど、できるようになるまでには、まだ40年以上かかるし、うんちから燃料を作ること自体が危険で、そこでも「怖いもの」がいっぱいできちゃっうし、それがうまくいくかどうかもわからないんだ。そして、僕のウンチは、とりあえず置いてある場所も一杯になってきてるんだ。


     一度だけ、おじさんに「ボクのウンチは大丈夫」って聞いてみた。そした「大丈夫。なんとかなるから。原発君が考えなくてもいいよ」って言われちゃった。僕は50人以上の仲間がいるってことを思い出してた。50人分のウンチ全部の行き先が決まっていないことは想像するだけで怖いと思った。


      僕は、どうしていいかわからなくなって、とにかく一生懸命働くことにした。誰が、なんと言おうと電気を作るのが僕の仕事だし、それでみんな喜んでくれてる。そのことだけを考えよう。僕の仕事は電気を作る事、それだけを一生懸命頑張ろう。と気持ちを切り替えて、元気になりだしたそんな時だった。あの恐ろしい出来事が始まったのは・・・・・。


      

    明日 『第三章 そして、その日が来た』に続く


    今週の日曜日には、旭川でも集会とデモが行われます。


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