薪ストーブの話

薪になるのを待つ原木が雪の下から出てきました。
雪の下にあれば気にならないのですが、出てきてしまうと
やらざる負えなくなります。
さて、こんな話があります。
東北の震災が起きてからすぐ、ストーブ用の灯油が足りなくて寒い思いをしているという話を聞き、心を痛めていました。
先週、テレビを見ていて、函館のストーブ販売店が、卵形の薄い鉄板のストーブを被災地に運んで喜ばれているというニュースが流れていました。製造会社にも協力してもらい、トラックに積んで運んだそうです。
ストーブが着くとさっそくみんなで組み立て、暖をとったり、お湯を沸かしたり、調理をしたりして、火を入れるとみんなが集まってきたそうです。その光景を想像するだけで嬉しくなりました。
薪になる木材は山のようにあるわけだし、灯油ストーブにはない気持ちのよさが薪にはあります。
そうです。灯油になれてしまって忘れてしまっていることをこのニュースで教わりました。薪ストーブを送ろうと思った人達はすごい!
そして、節電が叫ばれている関東地方では、ガスでご飯を炊く焚き方を教えて欲しいという電話が、ガス会社にいっぱい届いているそうです。
我が家ではいつも土鍋でご飯を炊いています。その方が、時間も早いしおいしく焚けます。最近は、値の張る電気炊飯器も増えてきて、ご飯は電気炊飯器でしか焚けない、あるいはご飯を焚くのはすごい難しいことといつの間にか思い込まされてしまっていたのではないでしょうか。
そもそも人類の歴史を考えると、電気でご飯を炊いていた時代の何千倍、何万倍(よくわかんないけど)もの間、火でご飯を炊いていたわけです。
そして、その方がずっと気持ちが良いと感じる人が今回のことで一人でも増えるとすれば、それはすごい良いことだとつくづく思います。
震災は、決して良いことではありませんが、その中で、ちょっと心温まる火の話でした。
- 2011.04.13 Wednesday
- 震災
- 23:39
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- by もりのようちえん ぴっぱら・工房ぞうさん
ブログ開設おめでとうございます。
相変わらずのお二人のようで(ほめ言葉です)
懐かしいです。