「愛を蓄えて」
乳児ぴっぱら通信26号より転載
「愛を蓄えて」
めい記
ともしが1才になり、急に歩けるようになった。そして、気付けば一人で車のおもちゃで遊んでいたり、私の真似してほうきで遊んでいたり。私が家を掃除している間もあっちへ行ったりこっちへ行ったりしながら、一人で過ごしている彼。「あれ!?私ともしといながらこんなに片づけ出来ちゃった!?」となんだか変な違和感も感じつつ、彼の成長を嬉しく感じました。気付けばあっという間だったな〜。自分の時間が無くなったことに、不自由を感じたりしていた私ですが、こんなことならもっと可愛がってあげればよかったな〜と思う今日この頃。
彼が産まれて1年。ただただ泣き・おっぱいを飲み・おしっこウンチをし・寝て、何をするにも誰かの助けのもとで生きてきた彼。最近、私の傍から離れ、自分の世界を広げては、また私の所へ戻ってくる。そして私の存在を確認すると、またすたすたと遊びに行く。そんな彼を見ていると、あの片時も離れたくないという時間は、「ぼくは愛されている」という安心感をぐっとぐっと溜め込む時間だったのかな〜と今になれば思うのです。...そして、それは人が生きていく上で、一番大切なものを蓄えている時間なのではないのかと。きっとこれから、どんどん自分の世界を広げて、一歩づつ、ゆっくりと私から離れていく彼に私ができることは、今この彼との時間を目いっぱい楽しんで、一杯愛してあげることなんだな。と思うのです。
乳児ぴっぱらの子ども達も幼稚園に行き出した子や、後数カ月で幼稚園に行き出す子たちがいます。みんなお母さんの愛をいっぱい蓄えて、大きくなり、少しづつ、お母さんから巣立っていくんだなと思うと、お母さんという存在は偉大だなと思うのです。そして、そんな愛おしく、大事な時間をぴっぱらで一緒に過ごせるということを、あらためて嬉しく思います。月に2回の乳児ぴっぱらですが、ぴっぱらで、お母さんだけじゃない大人の愛もいっぱい蓄えてくれたらなと思うし、お母さん達も、子どもとの楽しい時間をいっぱい作ってもらえたらと思います。残り3か月、まだまだいっぱい遊びましょうね‼
- 2016.12.12 Monday
- もりのよちえん ぴっぱら
- 21:21
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