11/13ブログ WATCHMAN presents Atmospherics∞:6行って来ました

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     反原発の活動をする中で出会った『WATCHMAN』さんが企画するという『電子音と映像とアートの開放空間』のライブに行って来ました。「若い人」という言葉を使いたくはありませんが、WATCHMANさんと出会わなければ絶対に、そのまま聞き流してしまうと思う「若い人達」がどんな事をするのだろうという興味を持って行ってみました。会場は、以前『田中優』さんの講演会をやった時、会場をお借りした旭川のライブハウス『モスキート』です。これは、その時思わず撮ってしまった写真ですが、とにかく、そのなんていうか雰囲気のある、一目古いとわかるビルの地下です。
    地下の階段を下りると、もうそこから、アングラな雰囲気が漂い、久々なその空気に嬉しくなります。
    『チーム今だから』の美女達が『ポヤンポヤン』というグループを作ってオーガニックフードを販売していました。
    私は、ライブの後半に買っていただいたのですが、会場が真っ暗なので、食べてみないと何を食べるのかわからない感じでしたが、それも楽しく、おいしく頂きました。
    地元産のオーガニック野菜を売るお店もあり、
    イケメンバーテンダーが、飲み物を売っています。私は、車だったのでオレンジジュースをいただきました。
    会場の中は、アロマキャンドルが、いっぱい並べられ、そし
    プロジェクターから流れる映像が、壁に動いています。


    ライブの間、横で絵を描いている人もいます。
    さて、いったいどんなライブが始るのだろうと開演を楽しみにしていると、最初のバンドは、旭川のドラムとエレキの二人組み『Shhh 』です。あいさつも何もなく、エレキの彼は、ヘッドを床でひきづりながら、音を出し、いつのまにか彼らの世界が始りました。これといったメロディーがあるわけでもないのですが、「こういう音楽もあるのか」と思っているうちに終りました。そして、今度は「DJブース」でのWATCHMANのライブが始り、PCの画面を見ながら、ミキサーのような卓の前で、つまみを動かしたり、ドラムパッドを時々叩きながら、その電子音の世界が広がります。壁には、WATCHMANがつくったという映像が流れていて、独特な空気が流れます。会場に来ているのは、若い人が多いのですが、みんなステージの前に立って体を揺らしながら聞いています。
    私は、立ったり、座ったりしながら、みんなの後姿を見ていたのですが、みんなはすがけで小さなカバンをぶら下げているか、
    リュックを背負っているのに気付き、何故か嬉しくなりました。
    こういう会場では、タバコがもうもうとなるのかと思っていたのですが、そうでもありません。
    次にステージに出てきたのは、札幌から来た『Olololop』というバンドです。なんと読むのでしょう。3人ステージに出てくると、右端のメンバーが「はじめまして!!」と、大きな声で挨拶をしてくれました。私も思わず「はじめまして」と大きな声で返しながら、「私の知ってるライブらしくなってきたぞ」と思っていました。
    真ん中のドラムの人のドラムがすごくて、会場もそのリズムにどんどん盛り上がってゆきます。私も、「これは体で感じなくては」と思い
    前のほうに出てゆきました。久しぶりに味わうスピーカーから流れる大音量に、「細胞が活性されてるぞ」と感じました。ドラムのリズムと、左の彼は、卓のつまみやレバーを動かし、音楽を作っています。右の彼は、時々キーボードを弾きながら、PCを覗き込み、それでも体はノリノリで、ボクサーのように、常にフットワ
    ーク良く動き回り、パンチを空に突きつけながら、演奏をしていました。その熱いパフォーマンスにもどんどん弾かれてゆきました。
    その後は、又『DJブース』で、札幌から来た女の子『jealousguy』が、卓の前で、PCを見ながら、パット(?)を叩いて
    いわゆるDJっぽくなんといいますか、そういう感じの曲を演奏しました。私は子供がおもしろいものを見るような気持ちで、どれをいじるとどんな変化が起こるのかに興味を持ちながら、電子音楽の世界に引き込まれてゆきました。
    最期は、ステージでWATCHMAN一人でのライブです。始る前に「とにかく、泊まり原発は止めましょう」と挨拶をして、ステージの真ん中にドラムを置き、プロジェクターの映像が、彼を映し出す中で演奏が始りました。次々と変わるその映像は、キノコが踊るアニメなどを交え、エネルギッシュに繰り出されるそのリズムに、私も体全身の音を感じる細胞が沸き立ちました。
    電子音楽というと、何か『人間的』なものから遠いところにあるように思っていましたが、まさしくその電子音楽を作り、演奏しているのは、まさに『人間』であり、その音楽への『想い』は、こんな私でもしっかり伝わりました。
    結局、最期まで楽しませてもらいました。「演奏後、みんなで話したり、アニメを見たりとか、楽しい事をしようと思いますので、残れる人は朝まで楽しみましょう」とWATCHMANが言っていたのですが、心の中で「明日があるからもう帰ろう」という気持ちが揺らぐ事のない自分に「若くない」と実感しながら、家路に着きました。







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