小学生ぴっぱら通信101号より転載

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    小学生ぴっぱら通信101号より転載

     

    インドア じュんき記

    曇り時々雪。あいにくのお天気で、ぴっぱら小屋からまったく出ようとしない仲良し4人組。かな、ゆう、ふうこにゆりの。僕がどう誘っても「寒いからイヤ」の一点張りで、小屋にこもったまま、4人は畳の上で毛布にくるまり、楽しそうにおしゃべりばかりをしている。もっと外に出てあそべばいいのに… はたから見ていて、ついそんなことを言いたくなったりもする。

     しかしどうだ、よく見ていると、4人のおしゃべりときたら本当に楽しそうで、なんだか“いい時間”を過ごしているのだ。学校で流行っているという手遊びが白熱しだし、いつの間にか「ジュンキ、ジュンキ、ジュンキッキィ〜」となにやら不思議な旋律の名曲が作詞作曲され、そのうちにありあわせの段ボールとガムテープをつかったホッケー大会が爆裂する。といった具合に、あの狭い畳の空間で、彼女たちならではの世界が次から次へと展開されていくのだ。これはむしろすごいことだぞ。僕にはとても思いつかない遊びばかりなもんで、いやはや頭が下がった。インドア尽くしではあったが、これもぴっぱらだからこそできる楽しみ方のひとつなのだろう。いや待てよ、そもそもあの小屋を「インドア」と呼んでしまっていいものか。(笑)

     それはさておき、自分たちのための2泊3日を、自分たちなりに満喫して帰っていく姿がとてもあっぱれで、僕も嬉しかった。

     

    かまくらで カワゴン記

    氷点下12℃の中そうたと2人かまくらで寝る。サラサラした雪は山をつくることには苦労させられたがサクサクと穴が掘れた。そうたが立ち上がれて、大人と子どもが2人で横になれるほどの大きさのかまくらをつくった。かまくらは大きすぎても寒い。

       そうたは風向きを考え、入り口の場所を掘り、穴の中にはランタンを置く台が出来ていた。黙々と掘っているようでいて随所にみられる工夫が面白い。

     銀マットの上に寝袋を敷き、湯たんぽを忍ばせて眠る。1日中かまくらを作っていた疲れで僕もそうたも朝の7:00までぐっすり眠ることができた。

     なぜかまくらに泊まるのか?。そこにはできるか?できないか?やってみないとわからないことに挑戦する楽しさがある。そしてかまくらの中で朝を迎えるとどこか誇らしい気持ちになる。男のロマンというやつかもしれない。来年もきっと挑戦するのだろう。

     

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    愛おしい時間

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      ぴっぱら通信NO344から転載

      りかこ記

       

      愛おしい時間

      年が明け、ぴっぱらの日常が始まりました。毎年この時期からこどもたちはぐっと成長を見せ、全体的に落ち着いてきます。こどもは一年のサイクルの中で自分を生きることに必死です。そばにいる私達大人は「ハラハラドキドキ」しながらもその時々のよい距離感を保ちながら傍にいます。三月までのこの時期、一日一日がこれまで以上に貴重で愛おしい時間になります。みんなでその時間を存分に味わいましょう。

       

      トエックの研修に行ってきました

      年明け早々に徳島のフリースクールトエックの研修に行ってきました。「聴き合う場の作り方」というテーマで二日間のワークショップ。毎月一回お母さん達と行っている「お話会」。当たり前のようにやっているこの時間を私はちゃんとできているのだろうか?「聴き合う」ってどういうことだったかな〜とちょっと復習したくなりました。参加してみて、その場を仕切る人の雰囲気や、その人がその時間をどういう場にしたいのかという意志が伝わっているどうかでその場が決まり、集まっている人達の空気や、真剣さがその場を作って行くのだと改めて感じました。「聴き合う」という文化の尊さが今になって心に沁みています。他の誰かと共感し合うこと、それによって聴いていた人が癒されたり、学びになったりもする。意見や想いは違っても受け止め合うということ。その人の気持ちに介入しないということ。それは時間がかかることだけれど、その世界を知っているかどうかで随分、他者と自分との関わりが変わっていくような気がします。こういった文化が広がることが、人の心の平和、世の中の平和にも繋っていくと思ったりもします。

       

      森のようちえん支援の動き

      トエックから帰って間もなく、今度は民進党道議の主催で行われた「森のようちえん」を支援するための勉強会でぴっぱらの実践報告をしてきました。ぴっぱら以外でも5か所の団体からの報告があり、最後にはどこでも資金的に困っているという課題が話されました。「森のようちえんフォーラム」に参加した道議の方がその必要性を感じ、すでに補助金制度を作っている長野や鳥取に学ぼうと、道の担当職員を交えての勉強会。何かが動き出していることを実感し、また自分達だけではないことに、心強さを感じられた時間でした。次回は2月3日、長野県で制度作りに関わった職員が講師で来ます。早速鷹栖の担当職員にも参加して頂く運びになりました。「一歩動き出すと何かが変わる」。鷹栖に住みだして何度も味わってきたことをまた味わわせてもらえるんだな〜。これを若い人達と味わうことができるのは幸せだな〜と思います。「森のようちえん」が普通に選択肢の一つとして認知されること、親の負担減と、働く人の安心があり、持続可能な場になっていくことを願います。皆さんもこの勉強会に参加してみませんか?

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      パラパラ祭りとキャンドルナイト

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        ぴっぱら通信NO343から転載


        じュんき記
        身の赴くままに
           年が明けて、久しぶりに会うこどもたちがどこか落ち着いているように見える。なにがあったんだろう。それはよくわからないけど、4月のはじまりには思いもよらなかった雰囲気を感じる。いや、相変わらずといえばもちろんそうなのだ。落ち着かない時もあれば、それぞれによく笑い、よく怒り、よく泣き、まあみんないたって相変わらずだ。ただ、なんというか、ひとりひとり、くっきりしてきた。芯が太くなってきたとでもいうか。それと、この仲間たちでつくる生活全体の空気が、だいぶ出来上がってきたのだろう。とうとう今年度も、この段階がやってきた。いよいよ始まる、一年間の最終ステージだ。ここからまた、これまでにはなかったようなドラマがどんどん生まれていく。大人もこどもも、自分らしさを開け放ち、身の赴くがままに踊りだすこの季節。さあ、みんなでぴっぱらしよう!共に生きよう。この道を走り抜けよう!

         

          耳を澄ませて
        雪の上にねっころがって空を見ると、びっくりするくらいしんと静かで、なんだかどきっとする時がある。地球はまわってるんだなあ、とか、自分もその一部なんだよなあ、とか、あ、俺の心臓うごいてる、とか。忘れそうになっていたことをはっと思い出すような感じ。そうして、一息ついてるうちに、あー、なんか俺あわててたんだなあ、とか、おこってたんだなあ、とか、そんなことをふと思う。自然の大きさをみれば、人間の騒がしさなんてちっぽけなもんだ。耳を澄ましてみても、遠くの方で覚えのある声がかすかに聞こえるばかり。山も、空も、林もみんなしんと静かで、僕たちの全部をすっぽりと包んでくれている。あー、穏やかだ。周りがやかましいと思ってたのは、自分がやかましかったからなんだなあ。遠くの方でかすかな声が呼んでいる。「じュんきー、あそぼーよぉ!」よし、そろそろ行くか。むっくりと起き上がって、手を振り返す。

        写真は昨年末のパラパラ祭りとキャンドルナイト

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        今年も存分雪遊び

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          乳児ぴっぱら通信NO27から転載
          めい記
          今年も存分雪遊び
           今日はぴっぱら小屋の裏で雪遊び。寒かったためか、雪はサラサラでキラキラでとってもきれい。寒いのはつらいけど、こんな景色が見れるんだよな〜となんだかうれしくなりました。こどもたちは坂を見るなり、まずは登り滑る滑る。Dくんは同じコースを何度も何度も滑り、かなり速いスピードで滑る滑る!「ぼくはね、パパみたいに頭がいいんだよ」となんだか探求者の様でした。坂の下では、ソリすべりをしたい母のTちゃんとは裏腹に、穴を掘りたいとMくん。「母不完全燃焼!」とTちゃん。「あるよね〜」と笑い合いながら、「ヨシ!じゃあ一緒に掘ろう!」と私はスコップを取りに行く。そして、穴を掘っていると、次々にお母さん達が来てくれ温泉づくりになっていた。そこへRちゃんが網のかごを持ってきてくれた。かごに雪を入れ振ってみるとサラサラとした雪が降ってくる。「これは上質な温泉ができそうだ!」その横ではMちゃんが雪玉を作っている「何売っているんですか?」と聞くと、「アイスクリームです。」雪の中でのアイスクリームは極上だね!
           雪はいくらでも遊びを生み出せ、最高の遊び場だ!みんなで過ごすとまたより一層楽しく、遊びが繋がり、広がっていく。みんなで一緒に同じ遊びをするわけではなく、それぞれで遊んでいるんだけど、なんだか一緒に遊んでいる感じが残るのもまた不思議!冬はついつい家にこもりがちになるけれど、北海道ならではの雪遊び!存分に楽しむぞ〜‼そして、気付けば今年も終わりに近づいてきましたね。今年も一年お世話になりました。1月の乳児ぴっぱらは、30日(月)なので1カ月近く空いてしまいますが、皆さん良いクリスマスとお正月をお過ごしください♪年明け、また元気に会えることを楽しみにしています♪PC122021.jpgPC122020.jpgPC122019.jpgPC122018.jpgPC122013.jpgPC122010.jpgPC122007.jpgPC122005.jpgPC122004.jpgPC122003.jpgPC122001.jpgPC121999.jpg


          遊びの達人の迫力

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            小学生ぴっぱら通信NO100号から転載
            遊びの達人の迫力
            じュんき記
             けたたましいエンジン音と共にさっそうと現れたのは、スノーモービルにまたがった目黒さんだった。動物写真家の目黒誠一さん。ここ数年前から、よくぴっぱらにふらりと顔を出しては、動物のことや世の中のこと、いろんな面白い話を聞かせてくれるのだ。目黒さんはなんでもできる。飛行機や船、ブルドーザーも操縦し、カヌーも作る。ゴルフやスキーも得意ならチェロ、バイオリンも弾き、その引き出しが半端ない。「あそびのことなら俺に聞けって」とよくいう目黒さん。
             モービルの登場によって、それまでやっていた缶けりあそびが瞬く間に放り投げられた。目をキラキラさせて夢中で追いかける男の子たち。ひとりずつ、乗せてもらっては、順番に雪原を一周し、それはもう大興奮。Rと、Rやの弟Rまが、真剣かつ必死になってしがみついている様子がみんなおかしかった。「エンジン見るか?」そういってモービルの前方をがちゃりとめくり上げる目黒さん。少し難しいエンジンの話も、こどもたちは食い入るように最後まで聞いていた。「また来るわ」モービル...にまたがり、目黒さんは森の中へ颯爽と消えていった。どこまでも見送るこどもたち。よほど感動したのだろう。Kは「絶対スノーモービル免許とる!」と力強く宣言していた。
             とってもいい時間だった。やっぱり達人の迫力は全然違う。“本物”を見る時のこどもたちの目つきが違った。僕はモービルに乗せてやることはできないけれど、その道のプロと出会わせてあげることならばできる。こんな体験はぜったい宝物になるだろうな。世の中にはいろんな達人さんがいる。ぴっぱらのこどもたちはどんな世界に興味があるだろうかな。さっそく聴いてみるとしよう。


            ぴっぱら通信341から転載 「いや、まだ怖いわ」

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              ぴっぱら通信341から転載

               「いや、まだ怖いわ」
                  じュんき記
               「屋根、のぼってもいいかい?」耳打ちするりかこさん。「いや、まだ怖いわ」僕はそっけなく即答した。分厚く乗ったぴっぱら小屋の雪。時々、降ろさないといけない。こどもたちは雪下ろしを一緒にやるのが大好きだ。ただ、濡れた小屋の屋根はとてつもなく滑る。大人でも容易には歩けない。軒下の積雪も低い今時期に、こどもがのぼるのはまだちょっと怖いと、僕は思った。でも、りかこさん曰く、Nは雪下ろしがやりたくてしょうがないらしい。除雪のプロとしての血が騒ぐのだろうか。そんなNの様子もつゆ知らず、僕はりかこさんにそっけなく「いや、まだ怖いわ」と一言いっただけだった。それで話は終わった。と、思っていた。...
               そのすぐ後だ。裏に回ると、小屋の屋根につながるツリーハウスに、Nをはじめたくさんのこどもたちがよじのぼり、今にも雪下ろしが始まろうとしていた。その真ん中には、りかこさんの姿が見えた。僕の視点からすれば、屋根のぼりは怖い。でも、りかこさんの視点は、きっと違ったのだろう。「なにかうまく工夫をすればこどもでもやれる」という判断をしたのであれば、僕は安心して見てられると思った。そんなことを思いながら眺めていると、ふいに、りかこさんが一言いった。「じュんきー、変わってくれないかい?」  ……ん、僕がやるんですか?! 一瞬思考が止まった。そして重要なことを思い出した。りかこさんは高い所がとんでもなく苦手なんだ。とはいえ、こどもたちはもうやる気まんまんだ。とりあえず僕も急いでツリーハウスの上に登った。
               「えーと、どうしようか」。面白いことに、屋根の上から見渡すと、また違った見え方がした。はじっこの一部屋の屋根はそんなに高くないなあ。のぼっても大丈夫そうだ!上で立ちさえしなければ安全にやれると思い、「みんな、一個だけ大事なお願いがある!」と言うと、間髪入れずにKやYが、「ふざけない!押さない !! けんかしない !!!」と、みっつもよっつもお願いを先読みして言い放つ。みんなちゃんとわかっている。この子たち大丈夫だ、と、いろんなことを思い直した。
               そうして、屋根の雪下ろしは楽しい朝のひとときとなり、みんな大満足のうちに終わった。いやあ、面白かった。いい汗かいた。最初、「いや、まだ怖いわ」で終わろうとしていた話が、とりあえずツリーハウスに登ってみると、まったく違う見え方が生まれ、その先にしかない“物語”へとつながっていった。こどもたちの“やりたい”っていう声に、大人の目線からすれば断る理由はいくらでも出てくるんだ。でも、そこですぐに線を引いてしまわずに、もう一足、こどもたちの世界に歩み寄ってみる。今回、そのことの大切さを教えてくれたのは、高いところがとんでもなく苦手なりかこさんだった。

              「きょうはたのしかった」
               Mちゃん母記
               昨日は仕事に行く前に少しだけ、遊びたかった気持ちを叶えにぴっぱらへ。付き合ってくれたMと後から来てくれたNちゃん。遊び慣れてる子ども達についていくように一緒に遊ぶ。パレットヒルズにも行ってみる。久しぶりに来た。冬の景色って幻想的でなんとなく寂しさが漂う。あーそれが思うようには写真に納まらない。わっせわっせと少し雪をこいで登ったところで仕事に行く時間に。わかってはいたけれど、すっかり意気消沈の我が娘。私がいるとどうしても甘えたくてグズグズになる。その気持ちをズバリ言い当て「はやくしごとにいきなさーい」とKちゃん。その時その瞬間の気持ちに向き合う難しさ。その後どん底まで落ちたけど、自分で切り替えて遊びだしたらしい。その話を聞いて、うんそれでいいんだって思った。自分がどんな気持ちでどうその時間を過ごすのかを自分で決められたんだね。それができたからかな。「きょうはたのしかった」と一日の終わりに言っていた

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              「愛を蓄えて」

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                乳児ぴっぱら通信26号より転載
                「愛を蓄えて」
                めい記
                ともしが1才になり、急に歩けるようになった。そして、気付けば一人で車のおもちゃで遊んでいたり、私の真似してほうきで遊んでいたり。私が家を掃除している間もあっちへ行ったりこっちへ行ったりしながら、一人で過ごしている彼。「あれ!?私ともしといながらこんなに片づけ出来ちゃった!?」となんだか変な違和感も感じつつ、彼の成長を嬉しく感じました。気付けばあっという間だったな〜。自分の時間が無くなったことに、不自由を感じたりしていた私ですが、こんなことならもっと可愛がってあげればよかったな〜と思う今日この頃。
                 彼が産まれて1年。ただただ泣き・おっぱいを飲み・おしっこウンチをし・寝て、何をするにも誰かの助けのもとで生きてきた彼。最近、私の傍から離れ、自分の世界を広げては、また私の所へ戻ってくる。そして私の存在を確認すると、またすたすたと遊びに行く。そんな彼を見ていると、あの片時も離れたくないという時間は、「ぼくは愛されている」という安心感をぐっとぐっと溜め込む時間だったのかな〜と今になれば思うのです。...そして、それは人が生きていく上で、一番大切なものを蓄えている時間なのではないのかと。きっとこれから、どんどん自分の世界を広げて、一歩づつ、ゆっくりと私から離れていく彼に私ができることは、今この彼との時間を目いっぱい楽しんで、一杯愛してあげることなんだな。と思うのです。
                 乳児ぴっぱらの子ども達も幼稚園に行き出した子や、後数カ月で幼稚園に行き出す子たちがいます。みんなお母さんの愛をいっぱい蓄えて、大きくなり、少しづつ、お母さんから巣立っていくんだなと思うと、お母さんという存在は偉大だなと思うのです。そして、そんな愛おしく、大事な時間をぴっぱらで一緒に過ごせるということを、あらためて嬉しく思います。月に2回の乳児ぴっぱらですが、ぴっぱらで、お母さんだけじゃない大人の愛もいっぱい蓄えてくれたらなと思うし、お母さん達も、子どもとの楽しい時間をいっぱい作ってもらえたらと思います。残り3か月、まだまだいっぱい遊びましょうね‼

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                こんな時間がいいよね

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                  ぴっぱら通信NO340より転載
                  こんな時間がいいよね
                  なっつ記
                  雪が降り始めてからか…降り出すのが早かったからか…なんだか体が日ごとに鉛のように重くなる。それはこどもたちには関係ないようで同じような。雪まみれになって工作場のストーブの前に行く。kがストーブの前にいる。なにしてるんだろう、寒すぎて暖まってるのかな。なんとなく工作場で折り紙がしたくなった。いすに腰を下ろし、なっつ折り紙しよ〜っと、kちゃんはなにかしたいことないの〜と聞いてみた。「kちゃんはボーっとしたい。」そっか〜それもいいね〜ボーっとしたいのか〜と言いながらそばで折り紙をはじめた。kはストーブの前で暖をとったり、机をリズミカルにたたいたり。すると「なにしてんの〜、Eもやりた〜い」ほどなく「Mもやりた〜い」とEやMがやってきた。もくもくと折り紙をやりだす。カメラや兜、やっこさんを作る。「kちゃんヨット作ったよ!」と笑いながら見せてくれた。あら、いつの間に。なんだかほわっとした温かい気持ちでいっぱいの時間だった。 ...
                  ボーっとしたいっていいな〜素敵だな〜。kからこれがしたいとちゃんと聞けたのは初めてなようで嬉しかった。その空間をともにしたいと思う仲間がどんどん増えていくあの感じもわたしは好きなんだろうなぁ。今日は「なんかいやなんだよな〜車で酔っちゃったのかな〜なんだかな〜手足が冷たいんだよ〜」と言うE。小屋で暖まりたい、外行きたい、丘の上でごろんとしたい、Eをおんぶして小屋と田んぼを行ったり来たり。結局丘の上でふたり雪を枕にごろんとしばらく寝そべった。「疲れた〜疲れた〜登るのが疲れる〜」それで疲れているのか〜なっつも疲れた〜「もしかしたら今日じュんきがいないからかもしれない…!う〜〜…」そこか!たしかにいないのは寂しいね〜と時々顔に落ちてくる小雨の下であれこれたくさん話した。こんな時間があってもいいよね。この頃はこどもたちのふとした表情や気持ちに触れることが増えた。その全てに気づくことは難しいけれど、日々を過ごしていく中で、こどもたちの中にぴっぱらってなんか居心地いいなと安心していられるように、できるかぎりの気持ちや仕草、声を逃さないようにしたい。
                  PC011891.jpgPC011886.jpgPC011883.jpgPC011847.jpgPC011846.jpgPC011837.jpgPB303303.jpgPB303299.jpgPB303300.jpgPB303302.jpgIMG_4562.jpgPB301823.jpg15203240_1464376883591346_7479919625011351402_n.jpgPB263164.jpgPB261570.jpg

                  時間を忘れて遊ぶ時間

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                    小学生ぴっぱら通信99号から転載
                    カワゴン記
                    時間を忘れて遊ぶ時間
                    朝のミーティングの時間。「高学年になると6時間授業が多い。」「すぐ暗くなってしまうし、学校では16時までに家に帰るように言われるので外で遊べない。」そんなことを話してくれる子どもが多かった。そんな毎日があるからこそ、今日は思いっきり遊ぼう!!そんな雰囲気で朝のミーティングを終え、雪の積もったパレットヒルズへみんなで行った。
                     ソリを引きづり、30分ほど歩く。青空とどこまでも続きそうな雪原。遠くに見える白樺も雪から生えた大きい草のようにも見える。北海道の冬は美しい。...

                     小高い丘の上ではソリの初滑り。いつの間にかはじまり、おわっては、またはじまる雪合戦。『よーいどん!!』の掛け声に、全力で丘を駆け下りる子どもたち。崖から積もった雪へのジャンプも面白い。丘の下の方では女の子が雪だるまを作っていた。
                     途中お腹が空いたり、小屋で編み物がしたくなった子どもは早めに小屋に戻ったが、14時まで青空の下そんな時間が続いていた。
                     時間も忘れて夢中になって遊べる時間が子どもたちにたくさんあればいいと思う。その時間を子どもから奪うことは、時間だけじゃないもっともっと大切な何かを子ども達から奪っているんだと思う。
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                    ぴっぱら通信NO399から転載

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                      1. 「ゆったりした食卓」
                        じゅんき記
                         ゆっくり味わって、ごはんをいただきたい。落ち着いて食べることのできる食卓に配慮したい。日ごろからずっと気になってはいたのだけれど、このまえ徳島のトエックで3泊4日を過ごしながら、ゆったりした食卓の空気に包まれ、改めてそう思った。我が家に戻ってから、さっそく食生活を省みた。いつもばたばたと掻き込んで間に合わせていた朝食を、ちゃんと一手間かけて、家族三人で座って食べる。食べることに、十分な時間をとる。お、なんかいいかんじかも!それが心安らぐひとときとなり、一日を豊かにしてくれるかのようだった。当たり前のようで、ずいぶん長いあいだ忘れていたんだなあ。
                         ぴっぱらでも、先々週くらいから小屋の座敷を拡張して、そこを毎日の“食卓スペース”にしてみている。いままで食事も工作も料理も兼用になってしまっていたテーブル板に、食事の時間にはテーブルクロスを敷いてみた。あと、弁当袋とか、カバンとか、余分なものは机の上じゃなくて、膝元に置いてもらうように声をかけてみている。どれも普通なことだと思うけど、ぴっぱらだとわりと新鮮なかんじがして、おもしろい。ごはんの時は“大人”の居方とかも、いろいろと考える。こどもが食べている横で、着替えの手伝いや配膳などで動き回っている大人ばかりだと、食べてる側もきっと落ち着かないだろうな。上手く手分けしながら、こどもと腰を下ろして、いっしょにごはんの時間をゆっくりと愉しむことも、もっと心がけていきたい。他にも工夫できることはまだまだ隠れているはず。いろんな人とあれこれ話もしてみたいな。
                      2. K母記
                        頭や身体や心をめいっぱい使う
                        初めてYと2人で遊んだ気がする。 最初はHが王様で、ママさんダンプの馬車をYと私が引き、あちこちの国を旅した。 迷路の国、メロンの国、斜めってる国、畑の国、うどんの国。H王様がいなくなると、次はYが戴冠したらしく、Y王様の誕生。ひたすらあちこちの国を旅をする、旅人王様になりました。世界も6週目くらいの時に、NとKの工事現場がコラボレイトし始め、突然Eも通行止めの交通整理の係の人になり参加。気持ちよく旅をしていたはずのY王様は、興が削がれたのか、ふいといなくなり、今度はKがママさんダンプ列車のお客になり、なNはアイスクリームとかき氷と西瓜職人、Eはアイスクリーム屋さん、駅弁屋さんになり、豚肉弁当、焼きそば弁当を売り始める。そこへかわごんが現れ、かわごんにみんなで焼きそば雪玉をぶつけ始め、束の間の雪合戦。そこからまた、かわごんママさんダンプ鉄道が始まり、それが人気アトラクションの様になり、どんどん人が集まってくる。
                         本当にぴっぱらの遊びは生ライブ感が凄い。何が起きて何がどうなるの...か。落とし所があるのか無いのか。久しぶりに子ども達と遊ぶと、日頃使わない頭や身体や心をめいっぱい使う。めいっぱい使うと、なんだか疲れ方も心地よく、いつもより軽やかな自分にも気づく。
                      3. R母記
                        贅沢だ〜(´- `*)
                        Rが、「今日は冒険したんだー!パレットヒルズ行って〜、奥の方のずーっと奥まで行ったのー!!」とキラキラした瞳で色んな報告してくれました(*^^*)
                        スタッフには、「R 放心状態でストーブの前で固まってるわ‼」との報告を受け そこまでに遊びきったのは多分初めてで 嬉しかったなぁ。身体を思いっきり使って大自然満喫するなんて、贅沢だ〜(´- `*)
                      4. 15122931_1079835638802118_3137430959376508800_o.jpg15203401_1079835565468792_4579590135726554024_n.jpgIMG_4521.jpgPB251773.jpgPB251775.jpgPB251777.jpgPB253122.jpgPB253126.jpgPB253128.jpgPB253131.jpgPB253133.jpgPB253137.jpgPB253145.jpgPB253148.jpgPB253159.jpgPB253160.jpg


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